授業でのまちづくり学習プログラム実施要領

授業時限数

  • 地域診断法WSでは14時限(45分×14コマ)で行います。※
  • 授業は2時限連続を基本とし、まちあるきは午前4時限分を利用します
  • 2ヶ月程度集中的に行うことが学びを深めます
  • 実施事例では6,7月に2-2-4-2-2-2時限で実施しました。
    ※地域への発表や、そのための準備時間は含まず

 

 

 

他教科との連動

地域診断法WSではカリキュラムマップの核として他教科との連動が可能です。

  • 社会での歴史の学び→地域の歴史にスポットをあて連動させる。
  • 国語の新聞づくり→地域診断WSでの成果物を広報媒体とする

実施事例では各地域の紹介しおりづくりを国語の授業と連動させて行いました。

 

 

発展:地域への発表

滋賀県犬上郡多賀町の大滝小学校では6年生がWSに取組み、その成果を「大滝小まつり」という学校行事で保護者や地域の方に発表しました。

ポスターセッションやパワーポイントを用いたプレゼンテーションで自分たちの考えたコンセプトを伝える、という非常に発展的な取り組み。

児童や教員が協力しあって創意工夫した成果発表は、大人たちも地域の価値を再確認する素晴らしいものでした。

 

 

児童の評価

地域診断法WSでは課題の設定、情報の収集・整理・分析・まとめ・発表を繰り返すことで、創造的思考や実践方法を習得することが目的です。

結果の良し悪しで図るのではなく、情報を主体的に考え、導き出した結果について自信をもって主張できるようになることが大切。

したがって一人ひとりの特性に応じて「何ができるようになったか」を評価してあげてください。

 

 

体制と事前準備

地域診断法WSは地域と学校が協力し一体となって取り組むことに意味があります。

学校側は地域をフィールドに児童が成長することをねらい、地域側は児童のアイデンティティや交流による地域活性をねらいとするなかで、協働できる関係を構築していくことが持続可能なまちづくりでは欠かせないからです。

よって地域側の連絡調整を役場などで行ってもらう体制をとるなどの工夫も必要です。
もちろん学校側も実施体制を整え、地域とコミュニケーションすることは大事ですが、役場などにお任せできるところは任せた方が実りある授業が実施できます。


地域診断法WSは創意工夫次第で様々な学習に発展・応用できます。ぜひ創造性を発揮して学びが深まる効果的な学習計画を立ててください。



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